「インディ・ジョーンズ」を新宿プラザ劇場で。 [MOVIE]
むかし「スター・ウォーズ エピソード3」の時に、
こんなブログを書いたことがある。
「環は完成した」 http://plaza.rakuten.co.jp/medicinema/diary/200507040000/
新宿歌舞伎町の映画街において、
東急系列の新宿ミラノ1と肩を並べる、1000を超える座席数を誇る、
東宝洋画系の堂々たるメインのロードショー館が新宿プラザ劇場。
「スター・ウォーズ」シリーズ全作はもちろんのこと、
「インディ・ジョーンズ」も「魔宮の伝説」と「最後の聖戦」は、
ここに何度も何度も何度も何度も通って観たものだ。
残念ながら、「レイダース」だけはここではなく、
飯田橋佳作座で「スター・ウォーズ」日本語吹き替え版と2本立てで、
つまりはロードショーが終了してからの観賞になったのだけど
「スター〜」を目当てに行ったら、「レイダース」のあまりの面白さにKOされ、
ああ、新宿プラザで観たかったと、当時中学1年生の僕は猛反省したのでした。
さて、この劇場に思い入れたっぷりだった僕は、
ちょっと前に映画業界を駆け抜けたこの話題に、心から凹まされた。
「コマ劇ショック余波!?新宿プラザも年内閉館」 http://www.varietyjapan.com/news/business/2k1u7d0000024f8t.html
ぐはー、なるほど、そうなのか。。。
確かに僕も、最近は新宿で映画を観るとなると、バルト9を使っていたし、
そうでなくとも六本木やとしまえん、豊洲のシネコンにばかり通っていた。
10年前ということは・・・「タイタニック」や「インデペンデンス・デイ」、
そして「エピソード1」や「アルマゲドン」の頃と比べ、入場客数が1/3になった、と。
確かに、シネコン乱造の前夜の頃だし、これらの映画はすべてプラザで観たよ、僕。
こうなると、調子のいいもので、せめて閉館前にイベントムービーというか、
超大作シリーズの新作をこの劇場で観ておきたくなってしまい・・・
「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」の先行上映を、
まさに昨日、ドンピシャのタイミングで新宿プラザで観賞してきた。
すでにバルト9に客足を奪われてしまったのか、
2/3ほどのお客さんの入りでも、この劇場だとまばらに見えるのが寂しい。
1989年の冬は、まずミラノで「バットマン」を初日に観てから、
そのままロータリーを挟んで目の前のプラザで行列して、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」の先行オールナイトで、
立ち見客が入るスペースもないくらいのギューづめで大盛り上がりしたなあとか、
ホント、感傷的な気分になってしまったのですよ。。。
新宿エリアでは屈指のスクリーンサイズを誇る大劇場だけど、
そのスクリーンの大きさと客席数を収容する「建築物」として考えると、
これは音響的には決して良い状況ではなく、音がとにかく響く響く(笑
最近の音響工学的にシャープな音像を聴かせるシネコンとはえらい違い。
でも、僕が好きだった「映画館の音」って、こういうものだったのかも。
そんな感傷的な気分の中で「クリスタル・スカル」本編が始まったものだから、
2回目の観賞という余裕もあってか、劇中で過去のシリーズの影がちらつくたび、
とても楽しく、そして懐かしく、さらには寂しい気持ちに襲われてしまった。
ファンとしてどうにも納得できない部分も数カ所あるけれど(笑
視界いっぱいの迫力の大画面と怒濤の音響効果で、今回も122分があっという間。
しっかり「インディ」していた、20年目の続編に拍手を送って劇場ロビーへ。
「新宿プラザ劇場」という刻印の入った劇場プログラムがどうしても欲しかったのです。
そうしたら、はい、ありました、ありましたよ!
このプログラム、実に素晴らしい内容で感激!
今回の映画のストーリーやプロダクションノートはもちろんだけど・・・
過去の3作も、それぞれを見開き2ページを使って解説してあり・・・
さらには、日本では一部がビデオ&LD化されたのみで、
現在ではほとんど観る機会がないと言ってもいい、
「YOUNG INDIANA JONES CRONICLE/インディ・ジョーンズ 若き日の大冒険」を、
日本未放映分も合わせて全エピソードを解説していたことにびっくり!
「クリスタル・スカル」も含め、すべてのインディの冒険を、
年表形式で見せてくれるという、非常に心憎い構成をやってくれてしまった!
そして「スター・ウォーズ」以降、
大作シリーズ映画ではよく見られるようになった、
過去の作品のプログラムをメモリアルボックスにしたものも。
プログラム以外に、前3作のA2サイズのピンナップをつける太っ腹ぶり!
そして今回の僕のお気に入りは、このメモ帳。
4面に展開して開くこのメモ帳、シリーズ4作の秘宝があしらわれているもの。
残念ながらポストイットのようには使えないものの、その遊び心はなかなか!
さて、そんなこんなで劇場を後にしたのだけれど、
今回の「あの」エンディングからすると、シリーズが続くなんてことも・・・
なんて思って、もうその頃にはこの劇場はないんだ、と気づかされて、
またも切ない気分に陥ってしまったりも。
ともあれ、年内いっぱいの閉館までに、意識してこの劇場に足を運ぼうと思う。
そして記憶の中に、しっかりと新宿プラザという劇場を刻み込んでおこうと思うのだ。
こんなブログを書いたことがある。
「環は完成した」 http://plaza.rakuten.co.jp/medicinema/diary/200507040000/
新宿歌舞伎町の映画街において、
東急系列の新宿ミラノ1と肩を並べる、1000を超える座席数を誇る、
東宝洋画系の堂々たるメインのロードショー館が新宿プラザ劇場。
「スター・ウォーズ」シリーズ全作はもちろんのこと、
「インディ・ジョーンズ」も「魔宮の伝説」と「最後の聖戦」は、
ここに何度も何度も何度も何度も通って観たものだ。
残念ながら、「レイダース」だけはここではなく、
飯田橋佳作座で「スター・ウォーズ」日本語吹き替え版と2本立てで、
つまりはロードショーが終了してからの観賞になったのだけど
「スター〜」を目当てに行ったら、「レイダース」のあまりの面白さにKOされ、
ああ、新宿プラザで観たかったと、当時中学1年生の僕は猛反省したのでした。
さて、この劇場に思い入れたっぷりだった僕は、
ちょっと前に映画業界を駆け抜けたこの話題に、心から凹まされた。
「コマ劇ショック余波!?新宿プラザも年内閉館」 http://www.varietyjapan.com/news/business/2k1u7d0000024f8t.html
ぐはー、なるほど、そうなのか。。。
確かに僕も、最近は新宿で映画を観るとなると、バルト9を使っていたし、
そうでなくとも六本木やとしまえん、豊洲のシネコンにばかり通っていた。
10年前ということは・・・「タイタニック」や「インデペンデンス・デイ」、
そして「エピソード1」や「アルマゲドン」の頃と比べ、入場客数が1/3になった、と。
確かに、シネコン乱造の前夜の頃だし、これらの映画はすべてプラザで観たよ、僕。
こうなると、調子のいいもので、せめて閉館前にイベントムービーというか、
超大作シリーズの新作をこの劇場で観ておきたくなってしまい・・・
「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」の先行上映を、
まさに昨日、ドンピシャのタイミングで新宿プラザで観賞してきた。
すでにバルト9に客足を奪われてしまったのか、
2/3ほどのお客さんの入りでも、この劇場だとまばらに見えるのが寂しい。
1989年の冬は、まずミラノで「バットマン」を初日に観てから、
そのままロータリーを挟んで目の前のプラザで行列して、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」の先行オールナイトで、
立ち見客が入るスペースもないくらいのギューづめで大盛り上がりしたなあとか、
ホント、感傷的な気分になってしまったのですよ。。。
新宿エリアでは屈指のスクリーンサイズを誇る大劇場だけど、
そのスクリーンの大きさと客席数を収容する「建築物」として考えると、
これは音響的には決して良い状況ではなく、音がとにかく響く響く(笑
最近の音響工学的にシャープな音像を聴かせるシネコンとはえらい違い。
でも、僕が好きだった「映画館の音」って、こういうものだったのかも。
そんな感傷的な気分の中で「クリスタル・スカル」本編が始まったものだから、
2回目の観賞という余裕もあってか、劇中で過去のシリーズの影がちらつくたび、
とても楽しく、そして懐かしく、さらには寂しい気持ちに襲われてしまった。
ファンとしてどうにも納得できない部分も数カ所あるけれど(笑
視界いっぱいの迫力の大画面と怒濤の音響効果で、今回も122分があっという間。
しっかり「インディ」していた、20年目の続編に拍手を送って劇場ロビーへ。
「新宿プラザ劇場」という刻印の入った劇場プログラムがどうしても欲しかったのです。
そうしたら、はい、ありました、ありましたよ!
このプログラム、実に素晴らしい内容で感激!
今回の映画のストーリーやプロダクションノートはもちろんだけど・・・
過去の3作も、それぞれを見開き2ページを使って解説してあり・・・
さらには、日本では一部がビデオ&LD化されたのみで、
現在ではほとんど観る機会がないと言ってもいい、
「YOUNG INDIANA JONES CRONICLE/インディ・ジョーンズ 若き日の大冒険」を、
日本未放映分も合わせて全エピソードを解説していたことにびっくり!
「クリスタル・スカル」も含め、すべてのインディの冒険を、
年表形式で見せてくれるという、非常に心憎い構成をやってくれてしまった!
そして「スター・ウォーズ」以降、
大作シリーズ映画ではよく見られるようになった、
過去の作品のプログラムをメモリアルボックスにしたものも。
プログラム以外に、前3作のA2サイズのピンナップをつける太っ腹ぶり!
そして今回の僕のお気に入りは、このメモ帳。
4面に展開して開くこのメモ帳、シリーズ4作の秘宝があしらわれているもの。
残念ながらポストイットのようには使えないものの、その遊び心はなかなか!
さて、そんなこんなで劇場を後にしたのだけれど、
今回の「あの」エンディングからすると、シリーズが続くなんてことも・・・
なんて思って、もうその頃にはこの劇場はないんだ、と気づかされて、
またも切ない気分に陥ってしまったりも。
ともあれ、年内いっぱいの閉館までに、意識してこの劇場に足を運ぼうと思う。
そして記憶の中に、しっかりと新宿プラザという劇場を刻み込んでおこうと思うのだ。
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